British Museum Reading Room 大英博物館図書室
大英博物館図書室 。ロンドンを観光で訪れたら誰しも必ず行くであろう大英博物館 (British Museum)。その建物の中心にこの図書室 (Reading Room) は位置する。
Reading roomの壮観な眺め
内容を正確に訳すならば、大英博物館・旧図書室のほうがいいかもしれない。大英博物館の中心のドーム状の部分には、かつて大英図書館閲覧室があった。19世紀以来の歴史を有するその閲覧室は、数々の著名人にも利用され、例えばマルクスはここに通って資本論の原稿を書いたとされる。
1997年に大英図書館 (British Library) が近くに新築され、図書室の機能はそちらに移された。 さらに2000年のミレニアム事業で大英博物館は改装され、一般来館者に閉ざされていた中庭と旧図書室が、Great Court として誰しもがアクセスできる空間に生まれ変わった。
Great Court のガラス貼り天井
それまで来館者は建物の外周部分の回廊を行ったり来たりしなければならず、自分が建物のどの位置にいるかわかりにくく、また行きたいところへすぐに行けなかった。改装後は中央の Great Court から各方向に行き来できるようになり、開放度が大いに高まったのだった。
大英博物館ホームページ
Reading Room
Great Court の設計は、ノーマン・フォスターらの Forster & Partners による。